午前2時オヤジ二人がネオン街で熱いハグ

15年ぶりだぞ! 久しぶりに飲もうよ!
っと、お誘いを受け
メンバーを聞いてみると
微妙な関係で音信が途絶えた K の名が・・・

若かりし頃の思い出

若かりし頃は、大型連休の日程はビッシリ埋まっておりましました。

その中心にいたのがHとK、海へ山へ、夜の街へと青春のいくつものページを共に過ごした親友です。

Hが帰省した時には必ずと言ってよいほど3人が集まりに飲みに行っておりました。

月日が流れ、Kとは仕事上のつながりもできて、親友としていい関係だったっと思っていました。

そんなKと15年前、微妙なことがあり、

コロナ禍の事もあり、

前に3人だけで飲んだのは、15年以上も前の話になります。

微妙な関係が生じたK

わたしの数少ない親友達はコミュニケーション能力が高い者たちばかりです。

間違いなくコミュニケーション能力で最下位のわたしから言えば、

「なぜこんなに仲良くしてくれるのだろう?・・・」

っと、心の奥底で思っています。

中でもKはコミュニケーション能力抜群で、地元で幅広い人脈を持っています。

外見上は優秀な実業家なんですが、内面は結構「甘えん坊のかまってちゃん」的なところがあるK。

そのKと15年前、ちょっとした行き違いで微妙な関係が生じてしまいました。

すれ違い

15年前、起業を志すもそのスタートすらできず、
中途半端な決断をした自分を責めながら、
転職先で汗と鉄サビにまみれて仕事をしていた人生どん底期のオオバン。

かたや商売の拡大期で、結婚話が持ち上がっていた順風満帆期のK。

すれ違いはわたしの携帯電話の切り替えが原因だったということが、昨日わかりました。

要は、結婚報告の連絡メールがわたしに届いていなかったのです。

K
K

今度結婚することになったんだ!

こんな内容のメールが届いていなかったようなのです。

Kは即刻の祝福メールを期待したんだろうと思います。

K
K

何だよ、オオバンのやつ!
俺のこと祝ってくれないのか!
忙しいのか?
なんかあんのか?
でも、まあ、もう一度メールしてみよう・・・!

K
K

今度結婚します、「よかったら来て!」

15年前のメールです、正確には覚えていません。

「よかったら来て!」だったか、

「よかったら来てもいいよ!」だったか、

昨日議論になりました。

少なくともわたしはこの時のメールを以下のように受け取ったのです。

「よかったら、来てもいいよ」って、どういうことだろう?
「暇だったら来て」って、どういうことだろう?
「来たかったら来て」って、どういうことだろう?

長いこと考える時間を要しました、そしてつなぎのメールを返しました。

ちょっと考えさせて!

わたしの結婚式の時には、本当に色々余興を考えて盛り上げてくれたK、

「よかったら、来てもいいよ!」

なんて関係であるはずがないと思っていました。

時間が欲しかった・・・。

そして、この時Kは・・・、

K
K

「考えさせて」って、どういうことだよ!
親友だったら即答参加だろ!
何だよ、じゃあ、いいよ・・・

そして、

K
K

忙しそうだから、もういいよ。
ムリしなくていいよ!

来たいんだったら来てもいいけど、無理しないでね
イコール
来なくていい!!!
そうまでして、参加する気にはなれない・・・。

この時、100時間労働で人生どん底期のオオバン、

でも親友の祝いともなれば当然時間を作っていくつもりでした。

Kがわたしにしてくれたように・・・、

しかし、結婚案内の連絡に失礼さを感じたわたしは、「参加しない」選択をしました。

その後、とても苦しい日々が続いたことをよく覚えています。

そうはいっても、という気持ちで1万円のお祝いを準備して連絡をとっても、Kは理由をつけて会おうとはしませんでした。

わたしとしてはこれが決定打です。

10年間ハンドバックに入っていたお祝い袋

これが15年前の話です。

この時、準備した1万円が入ったお祝いは以後10年間、ハンドバックのサイドポケットに隠れるようにして入っておりました。

ぼろぼろのハンドバックを買い替えするとき、
「もう10年かあ、もういい・・・」
っという気持ちで、飲み代に消えていったことを覚えています。

もう、吹っ切れた感がありました。

だから、Hの誘いにも「いってみるか」っと、いう気になったのです。

15年ぶりの再会、某居酒屋にて議論再開

意図的かどうか・・・、

まず時間に遅れることのないHが15分くらい遅刻してやってきました。

その間Kとは、昔通り、自然な流れで会話出来ました。

でも、酒が入ればこの話になるのは必須です。

K
K

来てほしかったのに、「ちょっと、考えさせて」はないだろ!

「来たいんだったら来てもいいけど」
なんていう結婚式の誘いに誰が行く?

K
K

そんな誘い方、絶対にしてない!

少なくともそう感じ、とても苦しんだ!

K
K

俺も苦しんだ!
もう一度言う、
そんな誘い方、絶対にしていない!

うすうす感じてはいたのですが、Kの「よかったら来て」メールの前に、

Kは何度かメールをしていたようだったのです。

そのころ携帯会社の乗り換えをしていた記憶があります。
それが原因で、そのメールがわたしに届いていなかった・・・。


午前2時のネオン街

53歳のオヤジ二人が路上で熱いハグを交わしておひらき。


ああ・・・、

あのお祝い袋、まだ持ってたらカッコよかったのになあ・・・。

コメント

タイトルとURLをコピーしました