修験者の山_英彦山_銅の鳥居-奉幣殿‐南岳-鬼杉‐周回

39年ぶりに英彦山に行ってきました。
銅の鳥居-奉幣殿‐南岳-大南神社(鬼杉)-玉屋神社-奉幣殿周回/7時間
コース定数27 さほどきつくはなかったけれど
やっぱりまだまだ暑いぞ!
いい汗かいてきました!

39年ぶりの英彦山

英彦山に登るのは、高校1年の修練旅行で登ってから39年ぶり、
修験者の険しい山という記憶しかありません。

ふと思い立ったのが3日前かなあ、
昨夜、意が決してバタバタ準備で本日3時半出発、
まだ、真っ暗な銅の鳥居駐車場に着いたのが5時過ぎぐらいだったかな、
道中、鹿を見かけること4回、やっぱり神の使いなのだろうか・・・。

あるはずのトイレはスロープカー旧駅(幸駅)の建物の中だったようで施錠されておりました。
次行くときは注意が必要。

銅(かね)の鳥居_5:37スタート

ヘッドライト点灯しながらスタートします。
朝露でぬれた石段は滑りやすく、注意しながらゆっくり登り始めます。

たぶん明るくて先が見える状況だと長ーく続く石段に、出鼻くじかれるかも。
暗かったので、気が付いたら登り切ってた感覚です(まあ、多少きつくはあったけど)。

奉幣殿から山へ

奉幣殿(ほうへいでん)参拝して、参道右の大きな石碑裏から山へ入っていきます。
そのころにはすっかり夜が明けているんですが、
ひとたび山に入れば、まだ辺りは暗くて、足元は見えますが、

シン、深、シン、とした雰囲気です。
(こういう環境に身を置くことがたまらんのです!)

周りで、鹿の鳴き声が「ピィーーー!」
こっちでも「ピィーーー!」、あっちでも「ピィーーー!」

歓迎なのか、警戒なのか、いずれにしても遠慮しながら刺激しないように進んでいきます。

後でわかったのですが、秋は鹿の「発情期」だったようです。
(そういうことか!納得!)

英彦山_南岳_1,199m_登頂しました!

山頂に近づくにつれ、風も出て気温も下がり登山には快適な状況でした。

ですが、英彦山はやっぱり険しい山です。

距離的には短いものの急峻な岩場や、鎖場が多いので注意が必要、
当然登山の基本的な装備装着は必要ですね。

ワタシは今、ロープワーク技術で鎖場架替登攀を覚えようとしています。

山頂あるある?_山頂の絶景はお預け

持ってない男というものはつらいものです。

山頂に着いたらガスがかかる・・・。

山頂でおにぎりなど食しながら待っていましたが、一向に晴れる気がしないので早々に下山することにしました。

ワタシの「ヒヤリ」経験は必ず下山中に起こるので、十分気を引き締めて下山します。

大南神社(鬼杉)-玉屋神社

基本、来た道を戻るのは面白くないので、周回コースを選択します。

大南神社に手を合わせ、鬼杉と呼ばれる奈良時代から生育している巨木に会ってきました。

下から望むと圧倒される迫力と神聖な何かが混濁して体に入ってくる感覚です。
それにしても見事な杉です。

帰り道の沢沿いで少し迷っていると、白装束の年配の方と数名の女性とあいさつしてすれ違いました。
しばらくたって迷い道を引き返していくと、その方たちが祠に向かい祈祷をしている光景を見かけました。

ここは歴史ある修験者の山、日本古来から続くものがあるのだろうなあ・・・。
目礼して通り過ぎます。

その後森の中を楽しみながら、玉屋神社を経由しました。

岩穴の中に、日照りや雨降りでも水量がかわらないという不思議な池があり、世に異変があるとき水がににごるといわれているそうです。

神社の右裏手に行ってみるとそれらしきものがあり、
ですが ” 池 ” ではないような・・・。
水が・・・、まあ・・・、にごってないのを確認して、
ほっとして、下山を続けます。

なぜ、こんなところで迷ったのか?

下山中に見かけた鹿は小鹿1頭だけ、
早朝の「ピィー!」「ピィー!」は発情期の群れにあたってしまったんでしょうね。

下山中少し滑ったり尻もちついたりしましたが、さほどのヒヤリもなく奉幣殿までおりてきました。

長ーい下りの階段を下りて、「あー、楽しい時間だったー!」
っと、鳥居前で振り返り御礼して自撮りパシャリ、さて、ご飯食べて温泉入って、夕方には家でゆっくりしようなどと思いながら車にも向かっていると・・・

「ない!、車がない・・・!」 
っというか、
「車を止めた風景がない!」

おっかしいなあー、絶対鳥居の右側に駐車場があるはずなのに・・・、
なんだか異次元空間で迷子になった感覚で、こんなところで20分も迷ってしまいました。

実は、この鳥居は「銅の鳥居」ではなかったんです。
朝は暗くて周辺の景色がよくわからなかったのが原因なんですが、まだ階段下りがあったのです。

さらに階段下れば真の「銅の鳥居」がありました。

英彦山の額に角のようなものが出ているのが真の「銅の鳥居」
もちろん車もすぐに見つかりました。

その後、道の駅 歓遊舎ひこさんで、ちょっとアブラギッシュなショウガ天うどんを食べて、
源じいの森温泉でさっぱりして、
必ず立ち寄る和布刈パーキングの展望デッキで大好きな風景を写真に収めて今日一日を終了しました。

英彦山に感謝!
次回は是非、山頂でいい風景を拝ませてください!

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