憧れの悠々自適生活
おや、そういえば・・・、
身近にいるぞ・・・、先輩が!
ジジババだ!
伊勢熊野強欲旅のその後
4月ジジババの誕生月、
いいタイミングと思って企画した伊勢熊野の強欲旅、
その後、ジジババともに元気に生活しています。
そして、5月はワイフの誕生月です。
オオバンとワイフは同じ年です。
わたしの方がお姉さんよ! いうことききんさい! 毎晩、飲みんさんな!
チッ、 っと思っていますが、「はい、はい」と言っておきます。
そうした対応が面倒な事態に発展していくこともあります。
5月がワイフ、そして、6月はオオバンの誕生月です。
ババが旅行券で近場へ一泊しに行こうと言い出しました。
誕生月を祝ってくれるというのです。
宿泊先選定のミッションを受けました。
ババは最近機嫌がよく、遊びまわっているようです。
おや、 っと、
気付いたことがあります。
ちょっと、聞こえとるんかね!
そんな大切なこと、はよう、言わんかい!?
遡って5月1日(日)、畑にはジジがいました。
休日ですが、商売をやっているジジは仕事のはずの日です。
「あれ、なんでおるん?」
ん、仕事辞めた!
はあ~???
なんとも、かんとも、
64年も続けた仕事をあっさりやめた発言。
入学式、卒業式、運動会、剣道の試合、進路の相談・・・
仕事優先で、子供のころからのイベントにただの一度も来なかった人の
なんとも軽い、仕事辞めた発言。
確かに・・・、
高齢で、このコロナのご時世、そろそろ潮時ではないか、と、勧めてはいた。
事前に何か報告めいたものがあると思っていた。
こんにゃろ、確信犯だなと思いつつ、
オヤジではあるが面と向かって畑で言ってやった、
そんな大切なこと、もっとはよ、いわんかい!
オヤジは草むしりながら振り向かず、
今思うと、にやりと笑っていたような気がする・・・。
初めて熨斗に書く「おはなむけ」という字
ババに後で話を聞くと
4月の旅行後に、さっさと客先にはがきを配りアナウンスし、
4月末日をもって閉店とした。
花束届くわ、金一封受けるわ、お菓子の数々・・・
64年続けた職人にふさわしい職の退きだったとの事。
ワイフもびっくりしていた。
旅行の時にはそんなそぶりは全く見せなかった。
やはり確信犯だ!
まあ、しかし・・・
何かした方がいいね!
そうだね・・・
今できる限りの諭吉様を数枚、熨斗袋2つに包み、
はじめて、
お は な む け
と、いう字を書きました。
悠々自適生活モード突入
突然ババから
「お得な県民旅行券を買え!」
及び
「山崎育三郎コンサートに行くから近くのホテルを取れ!」
との指令が発令されます。
そして、この旅行券でみんなで近場に泊まりに行こう!
っと、いうことにつながります。
親というのはありがたいものです。
こういう形で、お金は循環していくのだな・・・、フムフム。
そこそこのグレードの旅館を押さえました。
山崎育三郎コンサートにはババの妹と2人で行くそうです。
最近よく遊んでいます。
ジジは畑仕事と絵描きに没頭しているようです。
どうしても断り切れないお客さんだけ、仕事はするそうです。
ん! まてよ!
これは、もしや!?
「 悠 々 自 適 」
と、いうやつじゃないか!
悠々自適モード突入じゃないか!
先輩だね!
ジジは80歳、ババは78歳で悠々自適モード突入です。
オオバンはこれを60歳からスタートさせるのが、
今の人生の目標となっています。
でも、わかっていますよ、
何をもって悠々自適というのかを。
多分、ジジは仕事も生きがいだったはず、
もっと早くから、悠々自適な生活だったのだと思います。
でも、ババはおそらくこれからが悠々自適なのでしょう。
仕事から解放され、ある程度家事も自分の都合で回り、
やりたいことをするお金もある。
とても機嫌がいいのです。
ちょっと気が付きませんでした。
こんな身近に、悠々自適な生活を送れる先輩がいたなんて。
先輩だね!
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