お伊勢参り(外宮編) – 罰当たりな失念 –

お伊勢参りに行ってきました。
神聖、荘厳
まさに言葉ぴったりな場所で
洗い清められ、日々のお礼とさらなる・・・、
はずが・・・、

罰当たりな失念により、恐縮しきり・・・。
心の葛藤白状します。

プロローグ(言い訳)

四日市での出張8日目。
今回はオミクロンのこともあって、外食しない方針を立て、
ウィークリータイプのホテルで自炊頑張ってます。

合間の休日も部屋で仕事に追われる日々、ストレスMAX・・・。

ですが、ようやく先が見えてきました。

この日に!っという狙いがあったので計画的ではあったものの、仕事との兼ね合いで
「よし!行こう!」
っと、決めたのは前の日の18時。
自炊の時間の合間に、伊勢神宮公式サイトと神社庁のサイトを勉強すること1時間。
準備万端

よーし、明日は時間を気にせず、ゆっくりお参り、散策しよう!
(お伊勢参りは2回目で、前回は時間に追われていましたから・・・)

” 時間を気にせず、自由な時間を楽しむ ”
(なんという幸せ!)
 
っと、決めてもう気がはやっていたんでしょうね・・・。

明日は祭日です。
天気予報は快晴です。

本人は始発電車に乗ると張り切っています・・・。

伊勢参りへ、いざ

中部地区で休日を挟む出張機会はほとんどありません。
こんな機会はめったにないので、チャンスです。
だから張り切って参ります。

近鉄四日市発 06:03 急行 鳥羽行 始発に乗車
伊勢市到着は 07:08 です。

” 時間を気にせず、自由な時間を楽しむ ” が本日のテーマ。
駅まで徒歩10分の見積もりですが、20分の余裕をもって部屋を出ます。

路上に出て10メートル、
マスクがないのに気が付きます、部屋に戻ります。

まだ余裕です、ですが少しだけ歩幅が大きくなります。

まだ夜は明けていません、暗いです、

迷います。

昼なら迷いようがないところで迷います。
結局ホームについたのは3分前でした。

オンスケです。
でも、朝からへこみます。

06:41 途中停車の桃園駅

お日様が出てきました。
快晴です、きれいな朝日。
前向きな気持ちに切り替えます。

ドンマイ!
朝のことは忘れよう!

外宮、荘厳

さすがの始発列車、伊勢市駅降車は4、5人程度です。

伊勢市駅

快晴です、朝は気持ちが良いでね。
前に来た時のおぼろげな記憶をたどりながら、
今回はしっかり記憶、記録を残そうと思います。

参道入口

誰もいない参道を独り占めです。

火除橋を振り返り撮影

鳥居で一礼、御結界に入り、参道の中心を避けるように歩きます。
気温は2℃くらいでしょうか、寒いです。
でも、最高に気分がいいです。

正宮様へ近づくとさすがに人影が見えてきます。
おやっ・・・
衛士(えし)の方々が多いなあ・・・
呼び止められました。

衛士
衛士

本日儀式がございまして、少しお待ちいただくようお願いします

あ、ハイ・・・

しばらく待っていると神職の皆様が整然と出てこられました。

OKが出たので、外宮正宮様へお参りします。
オオバンには神社参りの時に、勝手に決めた自分祝詞があります。
それを心の中でつぶやきます。

” オオバンと申します、山口県から参りました、本日は参拝させていただきありがとうございます。”
” いつもありがとうございます ”
” 祓いたまい、清めたまえ、かむながら守り給い、さきわえ給え~ ”
” 世界平和、国家繁栄、家内安全、心願成就 ” 
” 何卒よろしくお願いします ”

心を込めてお祈りします。

キーン、として張り詰めた空気、
なのに、穏やかで心地よい。
心、清まる神聖な雰囲気をかみしめます。

そして、この後、心の事件が起こります。

罰当たりな失念

ジャリ、ジャリ、っと、砂利の音、ゆっくり各お宮様をめぐります。
多賀宮様、土宮様、風宮様とモデルコースの通りに行こうと決めます。

衛士
衛士

少しお待ちください

また、衛士の方に呼び止められます。
どうやら、先ほどの神職の方々が分かれて各お宮で儀式を行っているようです。
ここで分かったことは、祝詞をあげているときは特に、物音をたてない、移動禁止。
加えて、写真撮影も禁止、っということ。
祝詞が終われば、それほどでもないようです。
そして、御正宮様(撮影禁止)以外でも宮様に正面切っての撮影は避けた方が良いと聞きました。
勉強になります。
日本人としてこのぐらいのことは知っておかねば・・・、っと。
高い意識が持てたことに少しだけ自分勝手な満足をします。
さらに知識を得ようと質問してみました。

そして、その後、私の意識レベルは深い沼に落ちていきます。

今日は何か特別な日なのでしょうか?

衛士
衛士

えっ、・・・、今日は天皇誕生日・・・、ですよ!

・・・!  しまったあ ー 

そうです、その日は2月23日 令和天皇 お誕生の日
こともあろうに私はそれを忘れて、皇室の御祖先をお参りしていたのです。

なんとも、自分が嫌になります。
それに輪をかけてこんなやり取りです。

衛士
衛士

62歳になるんですよ。

なんともこの衛士の方の雰囲気、言い方が、衛士の方本人のことのように聞こえたんです。
衛士の方自身が令和天皇と同じ誕生日、奇遇でしょ、
会話の発火点だと思ったんです。
気が動転しているからそんな風にとってしまって・・・、
少しオーバーアクションで受け答えしました。

ええーー、そうなんですか!

衛士
衛士

・・・、あなた、・・・

だ、大丈夫ですか?

え?・・・

この時初めて、衛士の方の誕生日を言っているのではないことに気づきます。

もちろんこんな調子で会話が続くはずもなく、

失念の動揺で誤解を解くことをすることもなく、

そそくさとその場を離れながらさらに意識が深い沼に落ちていきます。

罰当たりな失念です。

外宮を後に

ここは日本で一番神聖な場所、洗い清めの場所です。
何とか深い沼から這い上がって、意識を元の場所に戻そうとします。

三ッ石

三ッ石からパワーをいただきます。

いただきました。

切り替えは早い方です。

十分に外宮を散策しました。

次に、内宮に移動します。

長くなりましたので、次回にします。
罰当たりな失念の巻 でした。

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