ガッチリ、財布をクランプしたその先に
きっと、悠々自適な生活があるのだろうと信じてみる。
よし、無駄な支出を減らして倹約生活を送ってみよう!
せっせと、壺に銭さ ためるイメージで・・・

やっと、わかったか・・・

今の生活を大切に楽しみながらね・・・
わたくし、オオバンは50歳のころワイフと話し合いを持ち、
今まで無為無策であった自分を詫び、
家計に関する一切について、ワイフから権限の移譲を受けました。
このままではマズイ!
その一心だったのです。
このブログは
今の生活を大切に楽しみながら、
悠々自適な生活を目指して、
やるべきことを実践する
これがテーマ。
その過程で、簿記3級とFP3級の資格を取得し、資産形成のためにやるべきことを考え実践中であります。
その初期、思い立ったころの話、
やるべきを 「日常生活費の見直し」
っと、いうことにしていた頃の話について書いてみます。
このページの題名は
【倹約事始め】
(けんやくことはじめ)
【保険】その契約は正しいのか?_固定費の削減

ワタシがまず初めに手を付けたのが【保険の見直し】です。
これにより、毎月約¥19,000の固定費(保険)を削減することができました。
もちろん、保険内容に納得の上でです。
「不安」っと、いう言葉に心揺り動かされ、毎月19,000円ものお金を捨てていたことになります。
今思えば、「なんてことをしてたんだろう・・・」っと、思うくらいです。
ただこれは、「何もなかったから言えることである」っと、いう認識も正しくしておかねばなりません。
保険を見直す作業は本当に面倒で、判断に迷います。
だから多くの人は
「(自身の生活環境を説明して)一般的にはどうか?」と、
保険のお姉さんを呼び、相談します。
そして、死亡保険金額を下げて、医療保障を充実するなどといった提案を受け、
結果、数百円~数千円の金額UPとなる契約をつかまされます。(体験談)

オオバン
あれ?
何のために、保険屋さん呼んだんだっけ?
こうなる前にまずは、国の保険制度をきちんと理解しておくべきだったのです。
なぜなら、もうすでに「私たちは守られている状態」なのだから・・・。
オオバンの保険に関する【倹約】の考えをまとめてみます。
まずは社会保険制度について知る
概要だけ知っておけば十分なのです、深堀したいときにネットで調べます。
- 健康保険
- 医療費の負担は3割(窓口支払い)
- 高額療養費制度
- 例)年収約370~約770万円が、月100万医療費がかかった場合、上限額¥87,430-を超える部分は払い戻しを受けられる(一旦窓口で3割分の支払いは必要)。
なので、月の自己負担は¥87,430-以上はかからない。- 事前に限度額適用認定証を受けると、最初から自己負担分だけの支払いで済む
- さらに、世帯合算や多数回該当等、負担を軽減するしくみがある。
- 例)年収約370~約770万円が、月100万医療費がかかった場合、上限額¥87,430-を超える部分は払い戻しを受けられる(一旦窓口で3割分の支払いは必要)。
- 厚生年金保険
- 障害年金制度(現役世代も適用される)
- 病気やけがで障害が残った場合、障害年金を受け取るしくみがある。
- 障害基礎年金 1級¥85,000/月、2級¥68,000/月(令和6年4月~)
- 加算のしくみがある(障害厚生年金/子の加算/配偶者加給/障害手当金)
- 障害年金制度(現役世代も適用される)
- 介護保険
- 介護が必要な方の負担を社会全体で支えることが目的
- 40歳以上が被保険者となり、介護保険料の支払い義務が発生
- 基本65歳以上だが、40歳~64歳の特定疾病に当てはまる人は対象となる
- 雇用保険
- 失業手当/傷病手当/介護休業/育児休業等
- 月々わずかな負担(給与の0.6%)で就業のためのバックアップを国がしてくれるしくみ
- 失業手当/傷病手当/介護休業/育児休業等
- 労災保険
- 就業中または通勤途中の事故によって、怪我や病気、障害、または死亡したときに、会社側が全部面倒見てくるしくみ。
- 休業給付/障害給付/遺族給付
- 就業中または通勤途中の事故によって、怪我や病気、障害、または死亡したときに、会社側が全部面倒見てくるしくみ。
各項で細かな要件はありますが、
社会保険(健康保険/厚生年金保険/介護保険/雇用保険/労災保険)加入の給与所得者は、
「日本国民皆保険」の考えのもと、これらに自動的に加入しているのです。
もうすでに「私たちは守られている状態」なのだ、っと、思うのです。
【保険】について考えてみる
ここまでを踏まえたうえで、こんな図を作ってみました。

年齢に応じて赤線を引いてみたとき、その右側にある人的資本の面積(青色直角三角形)に対する備えが、
【保険】だという概念的な考えです。
逆に金融資本の面積は大きいので、「リスクに対する備え」は自身の金融資本でまかなえるだろう、っという考えにもつながります。
総じて【保険】というものは、「リスクに対する備え」の不安から過大なものになりがちです。
「保険で儲かった」っと、という人はいるかもしれませんが、それは一時的に現金が手に入るだけであって、掛け捨て総額と見合うものかどうか・・・、
「保険で儲ける」は、基本的に間違っている考えだと思うのです。
正しく社会保険制度を利用して、
「確率の低い、重大なリスク」に対処できること、できないことを理解し、
できないことは、民間保険と自身の金融資本で対処する。
これがオオバンの【保険】に対するスタンスです。
健康の維持管理ができて、貯金があれば、医療保険はいらない

よし、最悪の最悪を考えて・・・、
がんにかかって、3か月連続の100万医療費がかかったとしても
高額療養費制度を使えば自己負担は87,430×3で¥262,290-。
よっしゃ! これは貯金でまかなおう!
医療保険解約じゃっ!

ちょっと待った!
やはり、残された者になるであろう人の意見も重要です。
結果、いろんな医療特約が付きまくっていた民間生命保険はシンプルな死亡保険のみにスリム化し、医療保険については、県民共済などの安価なものを残すことにしました。
冒頭の毎月約¥19,000の固定費(保険)を削減の根拠はココです。
基本的には医療保険不要論者に傾倒していますが、
貯蓄がなく、健康に不安がある人は医療保険を解約しない方がいいでしょう。
生活防衛の資金ができて、健康に気を遣う生活ができるようになるまでのつなぎで、医療保険を有効に活用すればいいと思います。
たらない保険は「死亡」「自動車」「火災」「個人損害賠償」のリスク
以上のように、日本の公的保険制度は実に充実しているのですが、たらないものが確かにあります。
それを民間保険で補うのですが、その内容は・・・
- 【生命保険】_死亡リスク
- 残された家族が路頭に迷わないために、シンプルな死亡リスクの備えはやっぱり必要
- 特約は必要なし、特約部分は基本的に社会保険制度でまかなえる
- 子供の成長等生活環境の変化と、金融資本の増強で、死亡保険金額は定期的に減額を検討
- そのためには、自信の資産の推移は知っておきたい⇒【家計管理のススメ】
- 【自動車保険】
- 一番確率の高い「自動車事故」、運転する人は保険加入は必須
- 対人対物無制限を選択すべき
- 車両保険はコスパが悪いので契約しない
- 【火災保険】
- 火災保険は「家災保険」と書き換えて覚える
- 家の災難に加えて、不測かつ突発的な損傷、破損、汚損(漏水、子供の落書き等)も補償対象となることがある
- 補償内容は掘り下げてよくチェック、「補償がきいたのに、なおしちゃった!」はよく聞く話
- 火災保険は何度使っても料金が上がらない(使わないと損)
- 共済保険の年払いが安価でおススメ
- 火災保険は「家災保険」と書き換えて覚える
- 【個人賠償責任保険】
- 加入していれば安心、同居の家族全員が補償対象者
- 自動車保険や火災保険といった損害保険の特約(個人賠償責任特約)として加入することが多い
- クレジットカードに付帯することもできる
- 補償の重複に関しては、保険金が支払われないことが多いので保険料の2重払いに注意。(重複契約しないように注意)
- 補償額は無制限、示談交渉サービス付が安心
【保険】の倹約_まとめ
- 日本の公的社会保険制度は実に充実している
- 基本的には、民間医療保険は不要と考えている
- が、家族の意見も尊重
- 加入するとすれば安価な共済保険がおススメ
- 貯蓄がなく、健康に不安な方は加入したほうがいい
- 生命保険は人的資本と金融資本を検討し、シンプルな掛け捨てに加入する
- 公的社会保険制度もしっかり検討
- 自動車保険は「対人対物」無制限は必須、車両保険はコスパ悪いこと理解
- 火災保険はその内容を特にチェック、請求漏れがないように!
- 共済保険の年払いが安価でおススメ
- 個人賠償責任保険は今時代必要
- 2重契約に注意
- 補償額は無制限、示談交渉サービス付が安心
※ この項の内容は保険貧乏にならないための、「無駄な保険契約の見直し」に関する一考です。
最終的な判断はご自身でお願いします。
【携帯】その契約に無駄はない?_固定費の削減

次は携帯電話料金の見直しです。
「ケータイ」っと、呼んでる先から時代の古さを感じてしまいます。
「ス・マ・ホ」ですね。
これについて、ワタシとしては最適解を得ていると思っていますのでこちらをご案内します。
とはいうものの、少しまとめてみます。
- 音声通話について
- 基本は長電話するほどに課金される
- 定額で10分間何度でも通話可能などといった各社のサービスがある
- ワタシは通話品質安定派、データ通信通話否定派
- データ通信について
- ※ギガプランなどといった、月のデータ通信量で契約
- 契約通信量の中では、提供される最大通信スピードが使用できる
- 契約通信量を超えると、スピードが意図的に落とされる(ストレス感じるほど)
- LIN通話やアプリ通話はこの通信データを使用、無料感覚で使用できるのは便利だが、通話品質には問題あり
- マイネオ(オオバン契約のプラン)
- 音声通話⇒10分かけ放題プラン
- データ通信⇒1ギガプラン(本当は全然たらない、がしかし・・・)
- パケット放題Plusのオプションをつけると
1ギガ超えると最大スピードは落とされるが、十分使える程度のスピード(1.5Mbps)の提供は受けられる。つまり、使いたい放題の状態。
- パケット放題Plusのオプションをつけると
Dプランデュアルタイプ(1GB) | 1,298円 |
10分かけ放題 | 550円 |
パケット放題Plus | 385円 |
ユニバ―サル料 | 2円 |
月額 | 2,235円 |
十分納得しています。
マイネオ、おすすめです!
【ポイ活】バカにできない!ポイントはお金そのもの!_変動費の削減
携帯電話の乗り換えキャンペーンで一時は10万ポイントぐらいdポイントがある時期もありましたが、
そのころから「ポイントはバカにできん!」意識が働いて、
今ではこんな感じです。
- 楽天経済圏
- 改悪情報が多いとはいえ、まだまだ楽天経済圏は有効
- お買い物
- できるだけ楽天プレミアムカードを使用して
- 楽天市場をできるだけ利用して
- ポイント獲得エントリーを忘れずに
- 0と5の付く日を意識して
- SPU(スーパーポイントアッププログラム)も意識して
- ポイント倍率をできるだけ上げたうえで、必要なものだけ買う
- 過去のポイント実績
- 2021年_59,385ポイント
- 2022年_90,131ポイント
- 2023年_39,003ポイント
- ポイントは必ず使い切る!
- 期限消滅はお金をドブに捨てるようなものですからね。
ホント、馬鹿になりません!
【コンビニ】超便利なお店は敵陣であると心得る!_変動費の削減
家計管理に関して無為無策であった頃、振り返れば「コンビニ」利用頻度が実に多かったなあ・・・
コンビニはとても便利で、社会生活にはなくてはならないものです。
ですが、資産形成の過程においては、倹約事始めの対象となります。
- 「ちょっと、コンビニ」病を自覚する
- 自問自答_「その缶コーヒー、本当に飲みたいのか?」
- 「コンビニ」には近寄るな! 敵陣であると考える!
でも、必要な時には利用させてください、よろしくお願いします。
【衣食住】毎日が倹約事始め!_変動費の削減
【衣食住】生活の基本、必ず必要な費用ですね。
【保険】と【携帯】を見直したらあとは、
ここをどう切りつめるかが重要になってきます。
ですが、基本は「生活レベル」を落とさずに! です。
「我慢」するのではなく「やれることは何でもやる」スタンスです。
- 身に着けるものは「いいものを長く」
- 外出時には手弁当水筒持参
ワイフの協力必須ですが、長期の出張先ではオオバンも自炊頑張ります - 節電_冬期、家の中ではひたすら着込んでこたつのみで過ごしていた
(今はダイソン温風機を増強) - 節水_ジャパネットの節水シャワー購入⇒これは節水効果ありますよ!
- 猫の額ほどの庭で野菜作ったりしていた(⇒これが畑始めるきっかけとなっていく)
中でも、食べることについてはメリハリをつけるようにしています。
外食も年に2~3回くらいはします。
たまのお出かけのときは、たいがい、こんな感じで手弁当と水筒持参です。

福岡に大型家具屋さんがあるんやて、
いってみん?

ええよ!

じゃ、土曜日7時からおにぎりむすんで!
うち、おかずつくるけ!

はい!
こないだ、仕事の出先で何十年ぶりにファミレス入ったら、
ロボットが配膳してきて、びっくらこいた!
【DIY】やれることは自分でやる!_変動費の削減
まあ、好きだからやっていることなんですが、
時間もかかるし、汗もかくし、体はしんどいとかありますが、
嫌いじゃないので、
自宅の屋根を自分で塗ったり
エアコンを自分でつけたり
船外機エンジンばらして組み立てたり
自宅の電気工事したり(2種電気工事士資格持っています)
たいがいのことは自分でやるようにしています。
結構、外に出るお金という意味では貢献しているのではないかと思っていますが、DIYでワイフから日当をもらえたことは一度もありません・・・。
他にワタシは畑と釣りもやるので、趣味と実益が直結している環境ではあります。
【生活防衛資金】これが貯まるまで続ける倹約事始め!_悠々自適を目指すスタート
【医療保険】は必要ないというスタンスですが、これは「もしもの時の必要最低限の貯蓄」がある前提です。
この「もしもの時の必要最低限の貯蓄」は、投資を始めたときに手を付けてはいけないお金、という意味合いも含んでいます。
ワタシはこれを【生活防衛資金】と呼んで、生活費の6か月分+α(アルファ)を設定しました。
その額、200万
これが貯まるまではと、結構ストイックな生活だったかもしれません。
【生活防衛資金】が貯まるまではと倹約し、結果、貯まった後は資産形成のために倹約を続けています。
振り返れば、このころが悠々自適生活を目指すスタートラインだったのだと思います。
最後に、【倹約】という言葉で常に思い浮かぶ有名な言葉があります。
なせば成る
なさねば成らぬ
何事も
成らぬは人の
なさぬなりけり

江戸中期、出羽国米沢藩9代藩主で深刻な藩財政を改革した名君といわれる
「上杉 鷹山(うえすぎ ようざん)」
の言葉です。