っと、いう記事のエクセル編です。
よし、家計管理簿記を始めてみよう!
どうせやるなら表計算ソフトで効率よくやってみたいなあ・・・
でも、具体的にどうやったら・・・
関数詳しくないし・・・
こういう方のために優しく解説します。
表計算ソフト(エクセル)関数の勉強にもなります。
いろいろと業務の幅を広げることができますよ!
家計管理簿記って何?っという方はこちらから、
では本題です。
こんな勘定科目シートを作成します。
勘定科目データ入力
「勘定科目」という名前のシートを作成します。
そして、ご家庭にあった科目を設定入力します。
この時、「資産」「負債」「純資産」「収入」「費用」「損益」については、
頭の数字を「環境依存」で変換してください。
「1」+スペースキー+「⒈(環境依存)」を選択⇒「⒈」が入力される
(理由はのちほど)
費用については、固定費の内容を前半に、後半に変動費の内容をまとめておくようにします。
見やすさを演出するため、ワタシはいつも極力罫線を引かずに「交互色付け」をしています。
やり方は何種類かありますが、「条件付き書式で設定」でやることが多いです。
この設定をしておけば、行の追加などのときに勝手に色を付けてくれるので便利です。
「範囲選択」⇒「ホーム」⇒「条件付き書式の設定」⇒「新しいルール」
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」⇒「=mod(row(),2)=0」っと入力⇒「書式」⇒「塗りつぶし」⇒色を選択(淡い青がおすすめ)⇒「OK」⇒「OK」
見やすくなりましたね!
ちなみに「=mod(row(),2)=0」の意味は、
行番号を2で割って割り切れれば0、すなわち ⇒ 偶数行を色塗りっと、いう意味。
0を1に変更すれば奇数行を色塗りできます。
2段階プルダウンリストの作成と確認
今から行うことは、仕訳帳入力をラクにするためのものです。
集計では「文字ゆれ」(同じ言葉でも大文字小文字が違っていたりして表記が違うこと)がないことが必須です。
ですので科目入力は選択入力にする必要があります。
プルダウンリスト機能で、大分類の科目リストを選択して、選択したものに紐づく科目リストからさらに選択するといった2段階選択ができるようにします。
今作成している勘定科目シートで作成してみて、事前にきちんと機能しているかを確認しておきます。
大分類プルダウンリストの作り方
勘定科目を設定した余白に7行2列の「交互色付け」をして、「分類」「科目」と入力。
J5を選択⇒「データ」⇒「入力規則」⇒「リスト」を選択⇒ソース欄をクリック⇒C2~H2選択(ソース欄に自動入力)⇒「OK」
J5の▼をクリック、大分類の科目が選択できることを確認
J5をクリック⇒J10までドラグ&ドロップ
これで大分類の1段目のプルダウンリストができました。
科目セル範囲の名前設定
2段目の科目プルダウンリストを作る前段階で、科目セル範囲の名前付けが必要です。
C3~C22まで選択⇒名前BOXにC2と同じ内容(⒈資産)を手入力
確定Enterキーを2度ほどたたいて確定後、
再度、「C3~C22」範囲を選択してみて、「⒈資産」 っという名前が出れば紐づけされています。
この要領で、「⒉負債」「⒊純資産」「⒋収入」「⒌費用」「⒍損益」の科目リストを紐づけします。
この名前BOX入力時に、文言のコピー&ペーストができないようなので、慎重に同じ文字を手入力します。
それから、紐づけできる「名前入力」には、制限があります。
この先作業を進めていくうえで、「なんだかうまくいかないなあ・・・」
っという人は、ここを確認してください。
- 名前の先頭に数字は使えない
※本当は「1_資産」としたいのですが、「環境依存文字」にしてこの制限をかわしています - 名前の先頭に使える文字
- 平仮名・カタカナ・漢字・英字・アンダーバー(_)・円記号()
- 名前に使える文字
- 平仮名・カタカナ・漢字・英字・数字・アンダーバー・ピリオド・円記号()
- その他の記号(ハイフンなど)は使えません。
- 上記以外と1文字利用でのC,c,R,cは使えません。(例:ccはOKだがcはNG)
- セル番地も使えません(例:a1)
- スペースは使えない
スペースは利用できない為、アンダーバーやピリオドで代替。 - 名前に使える字数 … 半角で数えて255文字まで
- 大文字と小文字は区別されない
bagという名前とBAGという名前は同一ファイルに定義できません。
ほかにも、「数式」⇒「名前の管理」で、名前に関する編集ができますので、参考にしてください。
(2段目)科目プルダウンリストの作り方
K5を選択⇒「データ」⇒「入力規則」⇒「リスト」を選択⇒ソース欄をクリックし、
「=INDIRECT(J5)」と入力⇒「OK」
これで「⒈資産」に紐づけている「科目」が表示されているか確認します。
そしてK5をクリック⇒K10までドラグ&ドロップ
こうして6つの分類に関して紐づけされている科目が選択できるか、確認しておきます。
次回は仕訳帳のフォームを作成する
以上で勘定科目設定と仕訳帳入力の準備確認ができました。
このような作業のときにちょっと枠外に、テキストボックスでメモを取っておくと便利です。
さて、次回は「仕訳帳」のフォームを作成して、「月初貸借対照表」を作成してみます。
では、また!
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