前回で「開始貸借対照表」が作れたわ、
これの純資産が「自由になるお金」ということなのね!
次は何をしたらいいの?
早速、本題です。
おさらい_勘定科目_5つの大分類とポジションについて
仕訳のやり方に不安がある方は、もう一度
勘定科目_5つの大分類とポジションについて
で、おさらいしながら
【貸借対照表】の勘定要素の「資産」「負債」
【損益計算書】の勘定要素の「収入」「費用」
の内容について、確認をお願いします。
具体的な仕訳けの例
仕訳は基本的に「発生主義」に基づいて、取引が行われた日付ごとに記帳します。
ですが、第3者からとやかく言われることのない【家計管理】では、発生主義の原則を理解しつつ効率よく記帳していくようにします。
では見ていきましょう。
開始貸借対照表の転記
前回の記事、開始貸借対照表の下に赤線などの区切りをつけて、その下に当月10月の仕訳作業を記入すれば問題ありません。
主要銀行の記帳
10月度の主要銀行の通帳記帳を済ましておくか、アプリなどで当月の残高明細を把握しておいてください。
それらを見ながら主要銀行のお金の流れを記入していきます。
10/18:資産の増加/収入の発生⇒夫給与がA銀行に振り込まれた
10/21:資産の増加/資産の減少(資産の振替)⇒A銀行から現金を引き出した
10/28:資産の増加/資産の減少(資産の振替)⇒A銀行から投資口座に資金を振り込んだ
10/28:負債の減少/資産の減少⇒A銀行から未払金(9月クレカ使用分)が引き落とされた
10/26:費用の発生/資産の減少⇒A銀行から保険等の費用が引き落とされた
10/28:費用の発生/資産の減少⇒A銀行から住宅ローンなどの借入金を支払った
10/23:資産の増加/収入の発生⇒妻給与がB銀行に振り込まれた
10/26:資産の増加/資産の減少(資産の振替)⇒B銀行からその他銀行に資金を移動した
10/26:費用の発生/資産の減少⇒B銀行から保険等の費用が引き落とされた
現金の記帳
10月度の締めまでに当月の現金に関するお金の動きをまとめておきましょう。
勘定科目設定で行った【勘定科目】毎にまとめておきます。
特別管理の記帳
ここが重要なポイントですので、忘れないように注意します。
<「取り置きのお金」の仕訳>
この仕訳は「取り置きのお金」の積立です。
費用の発生/負債の増加
毎月の積立34,600円を【繰入】という言葉を使って【費用】として計上し「使ったことにしておく」、
でも現実はお金は減っていないので、【引当金】という言葉の【負債】を増加させることによりつじつまを合わせる。
っと、いう仕訳です。
<「架空資産と借入金」の仕訳>
この仕訳は現実に合わせ借入残高を減らす仕訳です。
A銀行の仕訳の中に↓の内容が含まれています。
これは、「費用の発生/資産の減少」ですので、この仕訳だけでは負債勘定の借入金は減っていません。
なのでこのような仕訳を行います。
クレジットカードの記帳
クレジットカードの請求明細をアプリなどで簡単に確認できる環境を整えておくと便利です。
それを見ながら、勘定科目ごとにまとめておいて、その金額を記帳します。
今月の仕訳帳が完成
このようにして、仕訳帳に記帳します。
家計簿をつけている人はそのまま継続しながら、ご自身が設定した勘定科目ごとにまとめておいて、仕訳帳の記帳行数を減らすと、これからの計算がとても楽になります。
では次回、精算表を作成して、財務と収支について解説を予定します。
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