一番知りたいのは、今、「自由になるお金がいくらあるのか!」_でしょ?

再確認します。

【家計管理】を始める目的は何でしょうか?

家計簿をつけていた人
家計簿をつけていた人

えっ、と・・・
今あるお金を把握して・・・
将来不安がないようにやりくりして・・・
今使っていいお金を知ること???

Yes!
その「今使っていいお金」のことを
「自由になるお金」と呼んでいます

「自由になるお金」がわかれば
今の生活に自信が持てます
将来の不安がなくなります
夢や目標に対する立ち位置がわかります

☆ ☆ ☆

【家計管理】の目的は「自由になるお金」を知ること!

将来を見据えて今の生活をどの程度豊かに暮らせるのか?

このために、「自由になるお金」を知る必要があり、【家計管理】というツールを使うのです。

その過程で「将来必ず必要となる費用」を検討することとなり、これを家庭環境における費用設定の条件とすることで、「自由になるお金」を知ることができます。

なので、将来生活の不安を解消することもでき、その結果、「夢や目標に対する自身の立ち位置」を知ることもできます。

すこし大袈裟かも知れませんが、「人生における重大な決断を下す材料にもなる」とも思っています。

ワタシはそれほどに「自由になるお金」を知ることが大切なことだと思うのです。

「自由になるお金」とは【純資産】の純度をあげたもの!

「自由になるお金」とは、簿記でいう【純資産】のことです。

ですが、ニアリーイコールであって、真のイコールではありません。

つまり「自由になるお金」とは【純資産】の純度をあげたもの!

なんです!

「自由になるお金」とは・・・
  • 「月の収支で出た利益の蓄積」ではあるが、純度をあげるための工夫をしたもの
  • 資産(お金に換えることのできる財産)から負債(借金や将来発生する費用)を差し引いたものである(【資産】-【負債】=【純資産】)
  • であるが、資産に今使っているもの(居住用不動産、車等)及び売りたくない財産は含めないこととし
  • 負債に「将来発生する費用」をしっかり検討して積極的に含めることとする
  • こうすることで、【純資産】の純度があがり、毎月着実に「手元に残っていくお金」として認識できて
  • 右肩上がりの成長(家計の健康体力増強)を図るべきものとしたい

「自由になるお金」⇒ 純資産の純度をあげる算出のやり方_サクッと解説

※ 「自由になるお金」算出のやり方をサクッと解説しますが、ここの内容は後々詳しく・・・、サクッと流し読み程度で問題ありません。

「自由になるお金」⇒純資産の純度をあげる算出のやり方
  1. 【資産】に売れないもの(お金に換えることができないもの)は含めない
    (【家計管理】は生活を維持していくことが前提にあるのだから・・・)
    • 居住用不動産
    • 生活に必要な車及び価値ある住宅設備
    • 売りたくない財産 等々 は、含めない
  2. 将来発生する費用とは↓のようなものを検討する
    • 身の回りの設備買い替え費用
      • 家電/車/情報通信機器/住宅設備(エアコン、給湯器)等
    • 必ず必要とわかっている経費
      • 車検/固定資産税/自動車税/その他税金等
    • その他、養育費/修繕費 等々 を積極的に含める
  3. 将来発生する費用のために設定した毎月の積立額を【費用】として計上する
    • こうすることで【費用】の額が増加し利益の減少につながる
    • しかし、結果として利益の純度が上がり、純資産の純度が上がる
  4. その毎月【費用】の積立総額【資産】として失ったわけではないので、「取り置きのお金」として、同額を【負債】で管理する
  5. 負債の内容を把握することで、【純資産】の純度が上がり、家計管理に自信が持てるようになる。

具体例_「取り置きのお金」で【純資産】の純度を上げる!

わたくしオオバンは、子育て期に終わりを告げ、資産形成期に入りつつあります。

悠々自適な生活を目指して現状の立ち位置を知るためには、【純資産】の純度をあげた「自由になるお金」を知ることが非常に重要な意味を持ちます。

ワタシはこんな管理をしています↓


この図の【調整負債】という勘定がポイントです。

負債という名がついていますが、これは借金のことではありません。

「将来発生する費用」に備えて毎月積み立てている総額で、「取り置きのお金」のことです。

例えば、10年以上経過した冷蔵庫が突然故障してしまったら、その買い替え費用はここから捻出することになり、【資産】の減少も発生しますが同額の【調整負債】の減少も生じるように管理します。
結果、純資産に変化は生じません

このように、将来費用の予測を立て、「取り置きのお金」を準備することで、【純資産】の成長を安定させてやることができます。

だから「自由になるお金」として安心できるのです。
だから「家庭体力のバロメーター」となるのです。

「自由になるお金」を管理している実感が持てると・・・経験談

手前味噌の話になるのですが、
ワタシは「自由になるお金」を管理している実感が持てるようになってから、生活や考え方にいろいろと大きな変化が生まれました。

「自由になるお金」を管理している実感が持てると・・・_経験談
  • 当時の生活環境を冷静に、素直に、受け入れることができた。
  • 「時間軸(働ける残された時間)」と「人生でやりたい事」の狭間で強烈なあせりが生まれた。
  • タバコを止め、お酒を控え、健康志向がより深まった。
  • コンビニでの買い物が減り節約志向が深まった。
  • 節約生活環境で「家計体力の増強」に楽しみを見出すことができるようになった。
  • 「家計体力の増強」をみながら、趣味趣向に使うお金に自信が持てるようになった。
  • 節約生活環境の中でも、生活に「豊かさ」の実感が持てて、家族への感謝の念が深まった。
  • 「賢くお金を使っている」っと、いう実感が持てるようになった。
  • 「悠々自適」生活の扉を開くまでの道のりで、現在の立ち位置がわかるようになった。
  • そして今、「時間軸(働ける残された時間)」と「人生でやりたい事」の狭間で、もがいている

ま、結局はもがいているんですがね・・・、

ですが、すごく、前向きな気持ちを維持できています。

このへんが、【家計管理】をおススメする主な理由かなあ・・・。

では、今回はこの辺で・・・

★ ★ ★

ー 目 次 ー 【家計管理のススメ】

(目次の内容は変更になることがあります)

はじめに

  1.  お金を管理してみよう!
    1.  【家計管理】とは⁉_家計簿とは違うんです!
    2.  お金に関する「わからない?」6つの不安を解説します!
    3.  一番知りたいのは、今、「自由になるお金がいくらあるのか!」_でしょ?
    4.  【積立引当金】まずは、身の回りの値段を調べて「取り置きのお金」を決めてみよう!
    5.  【自由になるお金】算出のポイントは資産と負債の考え方!
  2.  さあ、はじめよう!【家計管理】_まずは手書きでやり方を理解する
    1.  【家計管理簿記】って何?_基本的なやり方、考え方_5つのポイント
    2.  【手順1】勘定科目を設定する
    3.  【手順2】開始貸借対照表を作成する
    4.  【手順3】仕訳帳を作成する
    5.  【手順4】精算表を作成する
    6.  【手順5】家計管理グラフを作成する
  3.  家計を管理する!_ケース事例
    1.  【自由になるお金】とは?資産についての考え方_ケース事例
    2.  【調整負債金】将来必要になるお金は【負債】で管理する
    3.  【積立準備金】将来必ず必要になるお金_積立のやり方
    4.  成長を続けなければいけない!_【自由になるお金(純資産)】 
  4.  エクセルでオリジナル【家計管理簿記】ソフトを作ってみよう!
    1.  家計管理で学ぶエクセル関数_実は簡単⁉
    2.  超簡単に仕訳帳を作成する準備
    3.  仕訳帳から自動計算で精算表を作成する
    4.  精算表から自動計算で貸借対照表を作成する
    5.  貸借対照表にへそくり要素を加えれば、思わず「ニヤリ⁉」
  5.  【家計管理】で生活を変える_実践編
    1.  人的資本を考慮して【負債】を考える?_人それぞれの家計管理とは?
    2.  【負債】に入れた取り置きのお金【積立金】を戻す方法_【戻入】勘定
    3.  家計簿の内容は【無料アプリ】にお任せ
    4.  エラーが出たときの修正ポイント
    5.  毎月行うルーティーン化で、作業の定着化

あとがき

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