
前回の「仕訳帳を作成する」で、
わたしの1ヶ月のお金の流れを記録することができました。
でも、「ごちゃごちゃしてて、なんだかよくわからない!」
っと、いうのが正直な印象だわ。
次は何をしたらいいの?

今回は、その「ごちゃ、ごちゃ」しているデータを整理して、
財務と収支に関する整理を行う作業
「精算表を作成する」、っという内容です。
今回の内容で、「家計を管理する」っという目的はほぼ達成できます!
早速、本題です。
前回の「仕訳帳を作成する」で、あたなの月間のお金の流れが記録できました。
今回はこの仕訳帳のデータを基にして、財務(貸借対照表)と収支(損益計算表)について整理する
【精算表】を作成する回です。
ルールに沿って、淡々と電卓をたたく作業ですが、この結果得られる【精算表】の内容を見ると、いろんな思いを巡らせることができます。
きっと、簿記ってすごいなあ・・・、っと、感心すると同時に、

なるほど!うちの家計はこうなっているのね!
きっと、こんなふうに思ってもらえるはずです。
原紙です↓
電卓の準備はOKですか?
では、早速はじめてみましょう!
【勘定科目】の記入
【手順1:勘定科目を設定する】のところで設定した勘定科目を「科目\年月」欄に記入します。
主要科目に赤下線など引いておくと見やすくなります。

【開始貸借対照表】の金額記入
開始貸借対照表の金額を記入します。
ここでは、【手順2:開始貸借対照表を作成する】 の例を参照して金額を記入します。
資産は借方で左側がホームポジション、
負債と純資産は貸方で右側がホームポジションでしたね↓
赤字の意味はマイナスの意味ではなく、貸方という意味合いです。
(これはルールではなく、ただ単にわかりやすさのためです)
借方、貸方をイメージしながら記入します。

当月の【資産】と【負債】の精算
当月の資産と負債の各勘定科目については下記の方法によって計算された数値を記入します。
1:【仕訳帳】の各勘定科目毎に当月の集計を行う
(借方の小計ー貸方の小計の数値を把握)
2:これに精算表に記入されてある前月の数値を加算して記入する。

借方350,000-貸方335,013=14,987
14,987+先月のA銀行216,688=231,675
231,675を精算表に記入します。
貸方に⊕ポジションがある【負債】に関しても同様の計算をします。

借方86,361ー貸方121,000=ー34,639(マイナスなので貸方であるという認識を持ちます)
貸方34,639+先月の未払金86,361=121,000
121,000を精算表に記入します。
このような方法で、まずは【資産】【負債】の内訳を記入します。
当月の【収入】と【費用】の精算
当月の【収入】【費用】の各勘定科目についても同じような集計を行いますが、【資産】【負債】の計算とは違って、前月の数値は加算しません。
1:【仕訳帳】の各勘定科目毎に当月の集計を行う
借方の小計ー貸方の小計の数値(マイナスの場合は貸方を認識)を精算表に記入2:これに精算表に記入されてある前月の数値を加算して記入する

【利益】の算出
当月の利益を算出します。
【収入】ー【費用】=【利益】 ですので、
430,000ー394,552=35,448
35,448 が【利益】ですのでこの額を記入します。
【純資産】の集計_【利益】を【純資産】に振替える
最後に「自由になるお金」、みんな大好き【純資産】を集計します。
前項の【利益】を【純資産】に振替えて前月の純資産額を加算するだけです。
振替えとは、借方(貸方)の勘定金額を同額で違う貸方(借方)勘定にするという意味です。
仕訳の内容としては
借方_利益35,448 / 貸方_純資産35,448 こうなります。
なので先月の純資産額に35,448を加算したものが当月の純資産額になります。
要は【利益】の累計額が【純資産】になる、っということです。
【精算表】の検算
最後に、作成した精算表が正しいか確認します。
※ ここでは「貸方」の赤字をマイナスとして考えてください。
大分類の勘定科目6項目を合計し、検算結果が 「0(ゼロ)」
になっていれば、OKです。
「0」にならない場合は、どこかしらにおかしい点があるので調査し、修正します。
次回は家計管理(貸借対照表・損益計算書)のグラフを作成する
お疲れさまでした。
これで精算表に、貸借対照表や損益計算書のデータをすべて記録することができました。
じー、っと見つめていれば、いろんな思案をすることができるのですが、すこし見にくい・・・。
ビジュアルって大切なんです。
なので、次回は毎月の推移を見やすくするため、グラフを作ってみましょう!
★ ★ ★
(目次の内容は変更になることがあります)
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あとがき
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