家計管理の悩みの多くは、「将来費用が読めないこと」にあります。
これを簡単に解消するためのExcel引当金シートです。
☑ 引当金シートでできること
- 生活に必要な経費の整理
- 家計を崩さないための「取り置きのお金」、引当金の算出
- 家計を崩さないための「今、取り置きしておくべきお金」の把握
☑ 引当金シートの大まかな流れ
- 見て触って使用する、生活に必要な設備の洗い出し
- 年間の必要経費の洗い出し
- 洗い出した金額と、開始年月、耐用年数(支出サイクル)の初期設定入力
☑ 初期設定後、毎月やることはたったの30秒で完了
- 先月の引当金シートをシートコピーする
- コピーしたシートに当月の年月を打ち込む
たったのこれだけで、毎月必要な「取り置きのお金」がわかります。
正に、これが家計の安定化装置。

1|引当金テンプレートの構成
引当金テンプレートは大きく4つのカテゴリに分かれています。

行編集(行コピー・削除)をすることで、ユーザーにあったオリジナルな項目を整えることができます。
4つのカテゴリにとらわれず、教育費や住宅購入積立等、将来費用の項目を追加することもいいでしょう。
小計中計合計については、編集に合わせ整えてください。
2|初期設定
ユーザーが入力するのは薄赤色の次の列だけです。

項目ごとに前回購入(支払)年月と金額を調べ、耐用年数(使用期間)を入力するという作業です。
3|自動計算される項目
以下の列は自動で計算されます。 数式が入っているので、触らなくてOKです。

4| 毎月やることはたったの30秒
初期設定が完了し内容が理解できれば、毎月やることはたったの2つ、30秒で終わります。
- 前月の引当金シートをシートコピーする
- コピーしたシートの基準月設定を当月に修正する(入力方法はyyyy/mm(年/月))
これだけで完了です。
5|家計簿記戦略へ
引当金シートを使うことで、あなたの生活の「見えない経費」が見える化できるようになりました。
家計簿とあわせて使えば、家計が崩れないための対策として大きな力を発揮します。
ですが、実際にはこれらの将来費用をどのように管理していくでしょうか。
封筒管理のように現物で取り置きますか?
専用口座を作って積み立てますか?
お金は常に流れ、動き続けます。
穏やかな流れの日もあれば、激流のように支出が重なる日もあります。
そんな変化の激しい家計の中で、将来費用の対策を見失わないためには、
一定のルールに基づいた“大局的な管理方法”が必要になります。
そこで登場するのが、家計簿記です。
家計簿記では、将来費用を次のように扱います。
引当金繰入(費用)
毎月必要な積立額を「費用として使ったことにする」ことで損益を計算する。
引当金(負債)
費用として計上した金額は、将来支払うお金として負債に積み上がる。
費用の発生(現実の支払い)
実際に支払いが発生したら、積み上げた負債を使って支払う。
引当金戻入(収入)
負債を帳消しにし、戻入という収入処理を行うことで家計が崩れない。
この一連の流れによって、
「将来費用の見える化」→「積立」→「支払い」→「家計の安定」
がすべて一つのルールで管理できるようになります。
だからこそ、
家計の変化に強く、戦略的にお金の流れを見える化する“ 家計簿記 ” が必要なのです。
👉【家計簿記】って何?_基本的なやり方、考え方_5つのポイント
6|家計マネジメントの領域へ
引当金シートによって、あなたの生活の「見えない経費」が見える化できました。
家計簿記戦略によって、将来費用を見失わないためのルールも整えることができます。
ここから先は、家計管理の最終目的である 家計マネジメントの領域 に入っていきます。
家計は常に変化します。
ライフステージ、家族構成、価値観、優先順位──
これらは時間とともに必ず変わります。
だから、積立の内容が変わったっていいのです。
- 車の買い替えを、子どもの養育費に拡充する
- 家電の買い替え時期を延ばす
- 修繕費の見積もりが変わる
こうした変化に合わせて、
金額を変える・耐用年数を変える・項目を追加する
といった調整を柔軟に行えることと、その把握こそが、 家計管理簿記の強みです。
人の数だけ生活があり、家計の形があります。
その一つひとつの変化に対応しながら、 家計を俯瞰し、戦略的に意思決定していく。
これが、家計管理簿記が目指す「家計マネジメント」の領域です。
そして、この家計マネジメントを実務として支えるのが、
次に紹介する Excel家計簿記テンプレート です。


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